LensAlign Pro によるレンズキャリブレーション |
実はこれ、PECさんのブログで紹介されていたRawWorkflow社製のFocus Calibration System 「LensAlign Pro」というもの。
仕組みは簡単そうだが、仕組みの割りに値段が高い。ちょっと迷ったがポチッといってしまったのだ(^^);
ただこれは人気商品のようで、オーダーから3週間ほどした先週末にようやく到着したのだ。
まずはキットに入っているパーツ全体は以下のとおり。
本体に右にある目盛りの付いたプレートを乗せて撮影するだけの簡単システム。
底部分には三脚用ネジが入るようになっていて、通常は三脚に固定して使用したほうが便利だ。その時にこのシステムが垂直になっているか判るように、私は手持ちの水準器を置いて調整している。
本体の後ろパネルの横の5箇所がマグネットになっていて、そこの番号の部分でピタッと止まって固定される仕掛けになっている。このため、角度調整がとてもラクチン。
キットの手前にある左側の四角いミラーは、カメラの位置を簡単に正対させるためのもの。
これを最初にターゲットパネルの前に貼って(こちらもマグネットで付く)カメラのレンズがターゲットの穴の周りに来るように、カメラ側の三脚の高さやレンズの角度を調整するのだ。実際これがあるおかげで、カメラ側のセッティングがとても楽なのだ。
中央のプレートもマグネット式でターゲットに取り付けるのもらしいが、広角レンズや望遠レンズでターゲット中央を見つけやすくする効果があるようだ。
ここで「あるようだ」と曖昧に書いたのは、実はこの商品に取説類は一切入っていないのだ。
RawWorkflow社のHPには取り扱い説明ビデオがアップされていて、それを見ながら基本操作を覚える。もっとも説明書は無くてもわかるレベルの商品だが。
さて早速手持ちのEF50mm F1.4をEOS5D2に装着してテストしてみる。
この時、ターゲットの中央に開いた穴から、後ろ側のパネルの赤いマークが真ん中に見えるようにカメラの位置を調整すると、レンズの軸がパネルに垂直になるのだ。
開放絞りのF1.4でほぼ中央の0にピントが合っていたので一安心。
次はEF24-70mm F2.8Lの70mm側。
やや前ピン気味だが、ほぼ中央にフォーカスが合っているのでOKだ。
ここでずれていたら、カメラ側にあるAFマイクロアジャストトメント機能で少しずつ調整を繰り返していくのだ。
最近のカメラはレンズ毎にAF調整ができるようになったので、とても便利だ。
興味のある方は、RawWorkflow社のHPをご覧になってみては。
なお、いまのところこの商品を日本で取り扱っているところは無さそうなので、直接米国のRawWorkflow社のHPからオーダーすることになる。