栄光への架橋 #8 |
ボーカルに白色系のスポットライトが当たっていればまったく問題ないのだが、赤や紫、あるいは緑色の光源が直接当たっている場合はどんなにホワイトバランスを取っても全然役に立たない。
しかし、実はそんな場合に有効な手段があるのだ。
それは...
モノクロにしてしまうのである。
例えばこんな感じ。
元の写真はピンク色のスーツに照明が当たってしまい綺麗な色にならなかったのだが、モノクロにすることで不自然な色を帳消しにできる。
またモノクロにすることで、哀愁漂う表情を表現しやすくなったりもする。
ライブハウスの機材などもメタリック感が出るし、機材が少々古くてもそれをあまり感じさせないですむ。
また同じ被写体でも、ちょっとワイルドな印象にすることも出来る。
また少々ピントが甘くてもモノクロならあまり気にならないし、ノイズを乗せて処理するという方法もあるのだ。