炙道(あぶりど)恐るべし! |
店内は余計な飾り気はなく、木のテーブルと椅子が落ち着いた雰囲気を醸し出している。肉を焼くのも、テーブルに備え付けのガスコンロではなく、備長炭の炭火を入れた七輪を一つずつ店員が運んでくる。
昨夜はここでグループメンバー9名で焼肉パーティ。冷麺がウマイという噂もある。早速上カルビとと上ロースから注文。
ウマイッ!噂どおり、ここの肉はいわゆるチェーン店の焼肉屋とは一線を画す旨さがある。最初の一口を食べた時に、そのウマサに思わず自分の頬が緩むのを感じる。小さな一切れの肉の中から濃厚な肉の旨みが口の中一杯に広がってくるのだ。
最近はどんなものを食べてもなかなか感動することはないのだが、昨夜は久々に食べ物で嬉しい感動と興奮を覚えた。
ただし問題もある。最初はおとなしく中程度のレベルでオーダーしていたのだが、調子に乗って特上カルビへと肉質のレベルがどんどんとエスカレートしていく。酔いも手伝ってか、値段に対する警戒心はすっかり消えているため、これを制止できるのは自分の満腹感のみだ。
車と同じで焼肉も一度上のランクの肉を味わってしまうと、もはや下のレベルの肉には戻れなくなってしまうところが恐い。
私の好物のひとつである牛スジもナカナカのもの。牛スジは煮込みで食べるものという私の固定観念を、いともアッサリと覆してくれたのだ。
最後は冷麺とデザートで締めて、本当に満足のパーティだった。
しかしここには裏メニューなるものがあるらしい。その日毎、特別に入荷した素材で数量も限定される極旨メニューのようだ。次回はぜひ、それにもチャレンジしていきたい。極上カルビよりも値段が高いらしいのが、ちょっと気になるのだが。
今回の撮影は全てD40X + 45mm F2.8P 手持ちノーフラッシュでしたが、相変わらずイイですね。ただ室内撮影や物撮りでは最短撮影距離がもうちょっと短いとさらに良いのですが。