難しい! |
バスケットボールは球技の中でもクイックな動作が多く、体育館内での競技ですから照明もそれほど明るくありません。またその照明自体が複雑なミックス光源ですから、素人の撮影者にとってはたまったものではありません(笑)
撮影には高感度設定にして、ある程度のシャッタースピードを確保しますが、あまり早いとスピード感が出ません。本来は流し撮りの要領で撮影できればいいのですが、ヤツらは敵の攻撃を避けるため、すばやく左右に体を振りながら走るのでオートフォーカスも追いつきません。
と言い訳はこのくらいにして、ちょっとだけ撮影したものを公開いたします。
持っていったカメラはEOS-1Dが2台。Mark IINとMark IIIにそれぞれEF 24-105mm F4L IS USMとEF 70-200mm F2.8L IS USM + EXTENDER EF1.4 IIを装着して標準から望遠までをレンズ交換なしでカバーしましたが、体育館のまわりはギャラリー席部分の余裕がほとんど無かったので、EXTENDERは不要だったと思います。
撮影で使用した感度は800-1250で、最高はISO2000まで使いました。
広角側はISO800でも十分ですが、望遠側は1250でもちょっと足りないくらいです。しかしISO1600までが事実上の限度だと思います。
Nikon D3の「3D-トラッキング」フォーカスが左右に動く被写体にどれだけ有効か、今からとても興味があります。
「3D-トラッキング」フォーカスの追従性能がかなり高ければ、スポーツ界で使用されるカメラの勢力が一気に変わるかもしれません。もっともスポーツ撮影のプロはそんなものが無くてもいい写真を撮っているので、関係ないのかもしれませんが、一般の人にとってはオートフォーカスの出現と同じくらいの革新的なことだと思います。
なお試合の結果は残念ながら、後半に追いつかれて逆転負けでした。残念!