お気に入りのレンズ Nikkor ED 28-70mm F2.8D その1 |
焦点距離は28-70mmとなっており、いわゆる標準系ズームレンズですが、結構寄って撮ることができるのが嬉しいですね。今回はその描写力を確かめるべく、一番Tele遠側にズームしてIbanezのマシンヘッドを撮影したものを切り出してご覧頂きたいと思います。
ストロボを天井バウンスで発光させ、手持ちで撮影しています。最初の画像は、全体をトリミング無しでそのままJpegデータをリサイズしたものです。Photoshopでコントラストとレベル補正を若干かけた後、シャープフィルタをかけていますが、いずれも僅かな処理です。
次の画像は、同じデータでIbanezのロゴとペグ6本がなんとか収まる程度にトリミングした画像を、同じくリサイズしたものです。
最後は元の画像をピクセル等倍いn拡大して、同じサイズでトリミングしたものです。
こちらの画像も若干トーンカーブの中央部分を下げて、シャープフィルタをかけてありますが、ほぼオリジナルのJPEGデータに近いものです。
もちろん、このレンズの性能を十分に発揮するためには、カメラ側の性能も大きく影響していると思います。今回のテストはD2Xsで撮影しましたが、実際このレンズをD40Xに装着した場合は解像度やJPEG処理、そして色味の設定が全く異なるため、異なった結果になったと思います。
このレンズの欠点はその大きさと重さです。レンズだけで935g(約1kg)あります。もう一つは絞り開放付近では、パープルフリンジが出やすいことです。今回の撮影では開放f2.8で撮影した時にIbanezの白いロゴの周りにこのパープルフリンジができたので、f5.6まで絞りました。実際にはf4あたりまで絞れば十分でしたが、f5.6まで絞ることにより、色味がしっとりとしてきたため、f5.6を採用しました。