Ai Micro Nikkor 55mm F2.8S で室内撮影 |
同じAiシリーズの28mmは、どちらかというと外に持ち出して景色のスナップ撮影に使用することが多いですが、こちらの55mmはMicroタイプということもあり、室内でブツ撮りに使用するほうが多くなりそうな気がしています。
そのため、どの程度の写りとなるのかを知るために、部屋の中にあるものを適当に選らんで撮影してみました。
このテストのねらいは、以下の2点です。
・ 手持ちで気楽に撮影できるよう、感度を上げて(ISO1600)撮影した場合のノイズ感を知ること
・ 絞り開放(F2.8)で撮影した時に、ピントがあった部分の解像感とボケの具合を知ること
つまりD40Xで使用する場合、三脚などを持ち出すことなく気軽に撮影したいので、その場合でもある程度満足のいく結果が出て欲しい、といった期待をこめたテストなのです。
まず最初の写真は長男が練習しているピアノ曲の譜面に寄って撮影。五線譜のボケが合焦部分の前後で綺麗にボケて広がっていて、これはまずまずの感じです。
次はキッチンに行って、私が普段使用している(ややくたびれてきた)マグカップを撮影。
後ろにあるのはザルですが、こちらも綺麗にボケているので、ザルだと言わなければ何か高級なクリスタル食器にもみ見えます。(ってホンマかいな)。もちろんAdobe Lightroomで現像用にチョイスした「セレン調」のブルーなモノトーンも、落ち着いた雰囲気をかもし出すのに一役買っています。
もしもこのマグカップ全体が入る構図で、かつ後ろの背景までくっきりと写っていたら、単に汚いマグカップが写って終わりだったと思います。Ai Micro Nikkor 55mm F2.8S キミはエライ。
さてモノトーンばかりではしょうがないので、今度はカラフルなブツを撮影してみました。
というより、もう少しマシな物を写さないとカラーで紹介できなからです。
操作ボタン周りの文字が綺麗に写っており、解像感もあります。
こちらもISO1600とは思えないほどの写りをしています。印刷の「網目」もところどころ分かる解像感があり、発色も綺麗でISO1600としてはノイズも少ないほうだと思います。
もっともこれはレンズの性能だけではなく、D40Xの性能もかなり貢献しているものと思います。
さ~て、こんなモノばかり撮っていないで、そろそろMark II君のお見合い写真でも撮影しておかないと。